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東邦チタニウム、茅ヶ崎市に新工場建設

2024年6月17日

東邦チタニウムは14日、茅ヶ崎工場(神奈川県茅ヶ崎市)内にチタン多孔質薄板「WEBTi」の新工場を建設すると発表した。

 地球温暖化対策として、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが進む中、CO2を排出しないエネルギーの一つとして水素が注目されており、その中でもPEM(固体高分子膜)型水電解装置などで製造するグリーン水素の需要は、年率約30%成長が見込まれている。

 同社のWEBTiは、金属チタンが有する耐食性と導電性、多孔質体が有する通液性と通気性の特性を併せ持つ新製品であり、PEM型水電解装置におけるPTL(多孔質輸送層)の用途に活用できることから、今後の需要予測を踏まえ、新工場の建設を決定した。

■ 新工場概要

建設予定地:神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎3丁目3−5(茅ヶ崎工場)
投資額:約20億円
敷地面積:1,150㎡
延床面積:860㎡
生産能力:1GW相当(水電解能力換算・年間)
営業運転開始予定:2026年1月

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