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アマダプレスシステム、伊勢原鈴川事業所を拡張

2024年6月21日

アマダプレスシステムは19日、伊勢原鈴川事業所(神奈川県伊勢原市)を増改築し、6月から本稼働を開始したと発表した。

 プレス周辺装置の製造拠点である伊勢原鈴川事業所は、主にプレスマシン用の大型コイルフィーダラインとロボットラインを製造しており、自動車業界を中心に自動化商品を供給している。昨今の労働人口減少や働き方改革を背景にプレス加工におけるさらなる自動化、省力化ニーズに対応するため、大掛かりな増改築工事と生産能力を強化し、本稼働を開始した。

 伊勢原鈴川事業所の敷地面積は12,550㎡で、主にコイル材供給装置とプレス間搬送ロボットを製造するS1工場(3,768㎡)と、大型・特殊コイル供給装置を製造するS2工場(2,135㎡)を保有している。

 今回の増改築で、S2工場を778㎡増築、各工場に分散していた工程の集約と機械加工の外注化を進めたことにより、従来比70%増の4,862㎡の組立エリア面積を確保した。さらに生産管理システムの機能強化、モジュール生産方式の拡大、物流改革など、モノづくり体制の改革を進めたことで、組立リードタイムを従来比40%短縮させ、プレス周辺装置生産能力を約1.7倍とした。

 また、S2工場には容量90kWの太陽光パネルを設置した。年間96MWh(既存電力使用量の41.6%)を発電することで、CO2排出量を年間37t削減する。

■ 設備投資概要

所在地:神奈川県伊勢原市鈴川6(伊勢原鈴川事業所)
増築面積:778㎡
生産能力:プレス周辺装置 / 現状の約1.7倍
竣工式:2024年6月18日
本稼働開始:2024年6月

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