富士重工業、ボーイング777X向け新工場が完成
2016年4月28日
富士重工業(東京都渋谷区)は27日、愛知県半田市にある航空宇宙カンパニー半田工場敷地内に、新たに3棟目となる組立工場を建設し、4月27日に竣工式を行ったと発表した。
新工場の建築面積は約11,600㎡で、今後、最新鋭の自動打鋲機に加えて自動搬送装置や塗装設備等を装備した生産ラインを設置する。同工場では、米国ボーイング社の次世代旅客機「777X」の胴体と主翼をつなぐ重要な部位である中央翼の組立・生産を、本年度末から開始する予定。
半田工場では、これまでボーイング社の大型旅客機「777」「787」、および防衛省の固定翼哨戒機(P-1)輸送機(C-2)の中央翼の組立・生産を行っており、今回「777X」中央翼組立工場が完成したことで、半田工場は世界的にも類まれな中央翼生産センターとなる。
■ 新工場概要
所在地:愛知県半田市潮干町1-27(半田工場内)
建築面積:約11,600㎡
竣工:2016年4月27日