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住友化学、千葉県袖ケ浦市の新研究棟が稼働

2024年7月1日

住友化学は6月27日、千葉地区(千葉県袖ケ浦市)で建設を進めていた新研究棟が竣工し、稼働を開始したと発表した。

 住友化学の千葉地区は、主に石油化学関連事業の製造・研究拠点として、高分子設計、触媒、プロセス、コンパウンド、加工などの技術に加え、事業化に必要となる実証のためのスケールアップ設備を保有している。新研究棟では、今後こうした技術を基盤とし、ケミカルリサイクルやマテリアルリサイクルなどの革新的な技術を創出する。

 同時に、これまで筑波地区や大阪地区に配置していた、スーパーエンジニアリングプラスチックや機能化学品などの研究に関わる人材や設備を、高分子材料開発の主力拠点である千葉地区内の新研究棟に移管、集約する。社内外の連携を強化できる体制を整備し、次世代のモビリティ材料や高速移動通信システム向け材料など、新素材の早期創出につなげる。

■ 研究棟概要

名称:Innovation Center MEGURU
所在地:千葉県袖ケ浦市北袖2番1号
延べ床面積:約19,000㎡
規模:地上7階建
省エネルギー化など環境に配慮した設計例
・太陽光発電による再生可能エネルギーの利用
・実験設備の換気風量制御
・外皮断熱補強による空調負荷低減
・再生建材の積極的な採用
稼働開始:2024年6月26日

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