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日置電機、上田第二工場が稼働

2024年7月9日

日置電機は4日、環境整備工事を進めてきた上田第二工場(上田市仁古田)に生産の一部を移し、7月8日から稼働を開始すると発表した。

 上田第二工場では、電子回路基板や回路配線板を検査する自動試験装置の開発や製造を行う。電子機器や自動車などに使われている回路基板の良否検査に使用されており、近年はAI用の最先端半導体パッケージ基板の検査需要が増加している。

 上田第二工場は、1階と2階が主に生産フロア、デモエリアとして使用され、3階には開発と販売担当者の執務スペースとレストランを設けた。また、サステナビリティの観点から屋根や外装基材、外装建具等についてリユース資材を使用し、2,324トンのCO2排出量を削減した(構造躯体のみ抜粋し算定)。また、レストランで使用する食器にはバイオマス食器を採用したほか、厨房機器はオール電化に対応している。

 現在、上田第二工場のほか、既存の本社工場と坂城工場を含めた生産体制の最適化を進めている。これにより生産能力が大幅に増加する見込み。

■ 新工場概要

名称:日置電機(株)上田第二工場
所在地:長野県上田市仁古田886-1
設立年月日:2024年7月8日
事業内容:自動試験装置の開発、生産、販売・サービス
敷地面積:10,825.56㎡
延床面積:4,901.97㎡(鉄骨3階建て)
稼働開始:2024年7月8日

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