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ENEOS NUC、川崎工業所のポリエチレン製造設備完成

2024年7月16日

ENEOS NUCは11日、川崎工業所内に建設を進めていた超高圧・高圧電線絶縁用ポリエチレン設備の竣工式を行ったと発表した。

 世界的なカーボンニュートラルに向けた計画やSDGs達成に向けた取組みにより、太陽光発電・洋上風力発電等の再生可能エネルギーの開発・導入が加速している。重要な課題のひとつに送電ロスの最少化があり、従来の電線より高性能な超高圧・高圧電力ケーブルのニーズが高まっている。

 同社の架橋ポリエチレンは電線の絶縁材料として優れた電気特性、高クリーン度、加工性が良いことから、世界のトップメーカーとして高評価されているという。

 世界的な需要成長と電線会社からの供給要請に対応するため、2024年6月から商用生産を開始し、2024年7月下旬から販売を開始する予定。

■ 設備投資概要

所在地:神奈川県川崎市川崎区浮島町8−1(川崎工業所)
延べ床面積:約3,500㎡
構造:鉄骨造8階建て
設備:超高圧・高圧電線絶縁用ポリエチレン設備
増強能力:約3万トン
竣工式:2024年7月11日
商用生産開始:2024年6月
販売開始予定:2024年7月下旬

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