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日本国土開発、福島県南相馬市に新工場建設

2024年7月16日

日本国土開発は11日、福島県南相馬市で事業化を進めている機能性吸着材の新工場を着工したと発表した。

 同社が保有する機能性吸着材は、鉄筋コンクリート構造物の劣化防止、長寿命化で高い性能を有している。同社は鉄筋コンクリート構造物のリニューアルプロジェクトを推進しており、インフラリニューアル市場での活用に向けて製造工場を建設する。

 現在、インフラリニューアル用途では、機能性吸着材をエポキシ樹脂に混合して錆防止、ひび割れの補修材などの塩害劣化対策で用途展開している。今後は塗料や止水材などの化学的浸食対策での展開も検討しており、その他の用途開拓も進めていく方針。

 新工場は、南相馬市小高区西部運動場跡に建設する。工場面積は1,141㎡の鉄骨造地上1階建て。2025年春の操業開始を予定している。事業は経済産業省の「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金(第八次公募)」に採択されており、雇用の創出などによる地域活性化を目指し、南相馬市在住者5人を雇用する。

■ 新工場概要

所在地:福島県南相馬市小高区飯崎字北原51(飯崎産業団地内)
総敷地面積:13,729.13㎡
工場面積:1,141.14㎡
建物:鉄骨造地上1階
事業内容:機能性吸着材の製造
常時雇用者:7人のうち新規雇用者5人(うち南相馬市内在住者5人)
設計施工:(株)中里工務店(福島県南相馬市)
着工:2024年7月
操業開始予定:2025年春

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