ファナックは12日、子会社のファナック アメリカ コーポレーションがミシガン州オーバーンヒルズに新拠点「ウエストキャンパス」を竣工したと発表した。

　ファナックアメリカは、1986年にミシガン州ロチェスターヒルズに本社を設立し、北米と南米でCNCとロボットの技術サポート、セールス、サービスを提供している。2019年に同州オーバーンヒルズにノースキャンパスを竣工し、2023年にはメキシコとカナダに新社屋を建設している。

　今回のウエストキャンパスは1億1千万ドルを投じ、約27万㎡の土地に建設。カスタマイズされたオートメーションシステムを提供し、6,000台以上のロボットと保守部品を迅速に供給するための倉庫スペースを備えている。これにより、ファナックアメリカのミシガン州での総敷地面積は約19万㎡となり、2019年以降、400名以上の雇用を創出している。

　ファナックアメリカは、2019年以降に北米での投資を加速させており、ノースキャンパス、メキシコとカナダの新社屋建設、今後開設予定のファナックアカデミを含む総投資額は2億5千万ドルに及ぶとしている。