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浜松ホトニクス、都田製作所の新棟完成

2024年7月30日

浜松ホトニクスは25日、半導体レーザの生産能力を増強するため、都田製作所(静岡県浜松市)に建設していた新棟が完成したと発表した。

 新棟では、事業所内に点在している半導体レーザの後工程を集約するとともに、製造エリアを拡張することで需要の拡大に対応する。また、製造工程間の作業動線を最適化するとともに、最新の製造装置や検査装置を導入し、工程の自動化や効率化を促進することで生産性の向上を図る。

 新棟は耐震構造を採用し災害対策を強化するとともに、断熱構造や太陽光発電設備、高効率機器などの環境対策を積極的に取り入れた建物となっている。

 同社は、受光、発光の両素子を前工程から後工程まで一貫して生産している世界でも数少ない企業であり、用途に応じた最適な素子を開発、製造し受発光素子をセットで提案できるという強みがある。今後もこの強みを生かし、半導体レーザの売り上げ拡大を目指す。

■ 新棟概要

建物名称:都田製作所4棟
建築場所:静岡県浜松市浜名区新都田1-8-3
総工費:約41億円
建築面積:1,790㎡
延床面積:6,720㎡
建築構造:鉄骨造、地上4階
施設構成:1階 組立、検査(クリーンルーム)
    :2階 組立、検査(クリーンルーム)
    :3階 検査、評価
    :4階 検査、評価、製造事務所、会議室
収容人員:約160名
生産品目:半導体レーザ
生産能力:約2500万個/年間(シングルチップ換算)
着工:2023年5月
竣工:2024年7月
稼働予定:2024年11月

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