丸住製紙、大江工場で設備増設
2024年8月2日
丸住製紙は7月24日、大江工場でパルプシートを製造するパルプ抄取りマシンを増設したと発表した。
同社は、生産したクラフトパルプを抄取りマシン1基(400t/日)でパルプシートを製造している。今回、パルプ抄取りマシン1基を増設し2基体制とすることでパルプシートを増産する。また、クラフトパルプの製造過程で排出する黒液を使用したバイオマス発電設備の効率も最大限に高める。
今後は、クラフトパルプの効率的な生産により、環境に配慮したバイオマス発電設備を最大限に活用し、再生可能エネルギーの利用拡大を図る。余剰電力は電力会社へ供給することで地域社会に貢献する。また、パルプシートの国内外への増販、自社で使用するパルプの安定的な生産にも取り組み、臨海工場での一貫生産体制を生かした高品質な製品作りを目指す。
■ 設備投資概要
建設地:愛媛県四国中央市川之江町4085番地(大江工場内)
投資額:23億円
生産品種:ウェットパルプシート
生産能力:300t/日
稼働日:2024年7月23日