キオクシアは1日、北上工場（岩手県北上市）で第2製造棟（K2棟）の建屋が完成したと発表した。

　K2棟の稼働は2025年秋を見込む。2024年11月から管理部門・技術部門等がK2棟の隣に完成した新管理棟に順次入居を開始し、K2棟の稼働に備える。また、2024年2月に認定を受けた特定半導体生産施設整備等計画に基づく四日市工場と北上工場に対する助成金の一部が、K2棟の設備投資に対して交付される。

　今後は、需要が回復しているフラッシュメモリの市場動向を精査しながら、段階的に設備投資を行う計画。

　キオクシアは、データセンターやAIの普及などにより中長期的な成長が期待されるフラッシュメモリ市場を的確に捉え、フラッシュメモリの研究開発や、市場動向に合わせた設備投資を機動的に進めるなど競争力強化に向けた取り組みを展開していく。