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三菱化工機、川崎製作所を再構築

2024年8月5日

三菱化工機は1日、本社・川崎製作所(神奈川県川崎市)を再構築すると発表した。

 本社・川崎製作所は、2012年に3つあった工場の一つを主力製品の油清浄機「三菱セルフジェクター」専用工場として建て替えたが、残る工場・事務所棟・研究棟なども老朽化が進んでおり、建築物の根本的な見直しが必要となっていた。

 今回、カーボンニュートラルに貢献する新技術や新製品の開発・製造拠点とするため、本社・川崎製作所の全面的な再整備を決定した。再編計画では、各棟(SJ工場・水素ステーション一帯を除く)を解体し、同社事業に必要な機能(工場・事務所・研究施設)の建て替えを行う。

 新たに建設する工場実験棟では、環境に配慮した最先端工場をコンセプトに、省エネや脱炭素化、DX化をリードするモノづくりの中心拠点として、次世代製品の生産を担うほか、既存の遠心分離機・ろ過機・フィルター等の産業機械と船舶環境規制対応機器の組み立て機能を担う。また、外部機関との共創・相乗効果を実現する多目的な実験・研究フィールドを併設する。

 事務所研究棟では、事務所と研究施設の機能を集約し、事業スペースや食堂、会議室など付帯設備の最適化を図る。

■ 設備投資概要

所在地:神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号(本社・川崎製作所)

【工場実験棟】
延べ面積:約5,800㎡
構造種別:鉄骨造
階数:地上3階(内塔屋1階)
最高高さ:約16m
完成予定:2027年2月

【事務所研究棟】
延べ面積:約7,900㎡
構造種別:鉄骨造
階数:地上4階(内塔屋1階)
最高高さ:約20m
完成予定:2027年2月

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