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小松製作所、石川・粟津工場敷地内の新食堂が竣工

2016年5月6日

 建設機械・重機械大手の小松製作所(東京都港区、以下:コマツ)は4月28日、石川県小松市の粟津工場敷地内に、地元石川県の「かが杉」を用いた新食堂を竣工し、5月より利用を開始すると発表した。

 粟津工場では、コマツ発祥の地である石川県の農林業支援を継続実施しており、今回、地元林業の活性化支援の方策のひとつとして、「かが杉を用いた木の香漂う食堂」をコンセプトに新食堂を竣工。

 内外の壁板は杉板貼りとし、テラス部は北陸地方で初めてとなるCLT工法により設置した。CLT工法は木材による高層建設が実現することから注目を集めており、国は本年度以降、本格的な普及拡大を目指している。

 同社によると、今回の取り組みが地元用材の需要拡大の契機になればと期待している。今後も引き続き、地元用材を活用した施設の拡充やバイオマス燃料の利用などを通じて、地元林業活性化支援に取り組んでいく予定だとしている。

■ 粟津工場新食堂概要

所在地:石川県小松市符津町ツ 23(粟津工場内)
投資額:約6億円
建築延べ面積:2,200㎡
構造:2階建
収容人員:800人
かが杉利用量:約35㎥(内外壁板約9㎥、CLT材約26㎥)
竣工:2016年4月
利用開始:2016年5月

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