丸一鋼管、下関市の新工場建設計画の詳細決定
2024年8月9日
丸一鋼管は7日、山口県下関市の新工場建設計画の詳細が決定したと発表した。
半導体市場の拡大、水素サプライチェーンの構築や船舶分野における水素・アンモニアを代替燃料とするゼロエミッション化など、脱炭素社会への移行の加速が予測されている。
今回、脱炭素社会を支えるインフラ需要の拡大が見込まれるステンレスシームレス鋼管の生産能力増強や配管用ステンレス溶接管の製造設備投資を行う。また、半導体用途で必須のEP加工(電解研磨)設備を導入し、最終製品までの一貫製造体制を目指す。
■ 設備投資概要
【ステンレスシームレス鋼管設備】
会社名:丸一ステンレス鋼管(株)
建設予定地:山口県下関市長府港町13番1(丸一ステンレス鋼管下関本社・工場敷地内)
建物建築面積:約18,000㎡
投資予定額:260億円
設備概要:5,000㌧熱間押出しプレス(サイズレンジ:φ2”~10”、設備能力:2,000ton/月)、熱処理炉、矯正機、酸洗設備
※既存2,000㌧熱間押出しプレス(φ1”~6”)設備に追加となる
着工予定:2025年7月
稼働予定:2027年以降
【ステンレス溶接鋼管設備】
会社名:丸一鋼管(株)
建設予定地:山口県下関市長府港町13番1、13番3(中国電力㈱旧下関発電所跡地(2024年5月24日購入済))
建物建築面積:約24,000㎡
投資予定額:220億円
設備概要:造管機3台(サイズレンジ:φ0.5”~24”、設備能力:1,500ton/月)、スリッター1台、熱処理炉、酸洗設備
着工予定:2025年5月
稼働予定:2027年以降