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三菱製鋼、広田製作所で生産ライン増設

2024年8月20日

三菱製鋼は8日、広田製作所(福島県会津若松市)内で水アトマイズラインを増設すると発表した。

 三菱製鋼グループは特殊合金粉末事業を今後の成長が期待できる戦略事業と位置づけている。特にスマートフォンや自動車等の通信・制御機器向けのインダクタに使用する軟磁性粉末は、市場が大きく伸びると期待されている。

 また、同社の製品は、粉末特性の技術的改善が進んだことにより、開発案件や受注が堅調に増えている。現在、生産ラインもほぼフルキャパシティとなっていることから、増産に向けた設備投資を行う。

 製造能力は現行の5割増になるとともに、今後の受注増加に合わせて、さらなる設備増強も検討・計画していく予定。総投資額は約7億円、2025年末の完成を予定している。

■ 設備投資概要

所在地:福島県会津若松市河東町広田六丁405(広田製作所)
総投資額:約7億円
増産品目:特殊合金粉末
増強設備:水アトマイズライン
製造能力:現行の5割増
完成予定:2025年末

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