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三菱マテリアル、タイで鉱山・土木用工具の新工場建設

2024年8月27日

三菱マテリアルは23日、連結子会社であるMMCリョウテックが製造する鉱山・土木用工具の製造体制を拡充するため、同工具のタイ製造拠点OTEC(Thailand)Co.,Ltd.(以下:OTEC社)で新工場を建設すると発表した。

 鉱山・土木用工具のうち、岩盤を削孔(さっこう)する工具であるビットとロッドは、鉱山や砕石(さいせき)、トンネル工事などの土木工事に広く使用されている。
世界的な人口増加による資源需要の高まりやインフラ整備の伸長から、同工具の需要は今後も拡大基調にある中、顧客ニーズに対応した製品の提供と安定した製造体制の構築が求められている。

 OTEC社は1997年の設立以来、建設工具の海外製造拠点として着実に成長しており、今後高まる需要に対応するため、ロッドを増産する新工場の建設に着手した。新工場は2025年10月の稼働を目指し、新たに機械加工設備や熱処理設備を導入する予定。製造能力は需要の高まりに応じて将来的に2倍まで引き上げる計画。

■ 新工場概要

所在地:タイ王国プラナコーンシーアユタヤ県、ワンノイ郡
敷地面積:54,400㎡
延床面積:11,900㎡
製造品目:鉱山・土木用工具であるロッド
製造能力:需要の高まりに応じて将来的に2倍
稼働開始予定:2025年10月

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