守谷輸送機工業は26日、栃木県芳賀郡芳賀町に新工場を建設すると発表した。

　同社の主力製品である荷物用エレベーターは、物流センターや倉庫、半導体関連施設、データセンター、生産拠点、研究施設などの建築棟数の伸長に伴い、受注増が続いている。

　同社では、好調な需要に対応するため、現状500台の生産能力を2027年3月期までに600台への増強を計画している。2023年8月には鳥浜製品管理センターの稼働開始に加え、2024年9月稼働を目指して宇都宮工場の増改築も進めている。

　宇都宮工場で製作するパネルは現在、神奈川県まで運搬して本社工場に新設した設備と外注先で焼付塗装をしている。2024年9月以降は宇都宮工場で製作するパネルの枚数が増えることから、宇都宮工場近辺に塗装工場を建設して生産の最適化や物流効率の改善を図る。