京セラ、長崎県諫早市の新工場着工
2024年8月29日
京セラは28日、長崎諫早工場(長崎県諫早市)の地鎮祭を行ったと発表した。
同社は、国内外の既存工場での積極的な増産投資を進める一方で、既存工場だけでは、さらなる成長が困難なことから、2023年4月に長崎県や諫早市と立地協定を締結。用地1区画(約57,000㎡)を2023年12月に、残りの1区画(約93,000㎡)を2024年6月に取得した。
現在、エレクトロニクス業界では、スマートフォンなどの通信端末や半導体関連機器の小型化・高機能化、5Gや生成AIの普及に伴う基地局やデータセンターの増設に加え、自動車のADAS(先進運転支援システム)やEV技術の高度化など、様々な分野で今後も高い部品需要の伸びが見込まれている。
新工場では、こうした需要に対応するため、半導体製造装置に使用するファインセラミック部品や半導体パッケージなどを順次生産する計画。
■ 新工場概要
名称:京セラ(株)長崎諫早工場
所在地:長崎県諫早市小栗地区(南諫早産業団地内)
投資額:約680億円(2028年度までの計画)
敷地面積:約150,000㎡
主な建屋:第1工場(鉄骨6階建、建築面積:14,959㎡、延床面積:80,799㎡)
製品品目:ファインセラミック部品、半導体パッケージなど
生産計画:250億円/年(2030年度以降)
着工:2024年9月
拠点開設:2026年度、順次生産開始予定