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コニカミノルタ、中国子会社の生産終了

2024年8月30日

コニカミノルタは20日、中国の生産子会社Konica Minolta Business Technologies (WUXI) Co., Ltd.(以下:コニカミノルタWUXI)での生産を終了すると発表した。

 アジア地域の生産体制を安定供給と生産効率の観点から検討し、コニカミノルタWUXIでの生産活動の終了を決定した。

 コニカミノルタの中国事業は、1994年に東莞(ドンガン)で生産を開始し、2004年には市場拡大に伴いコニカミノルタWUXIを設立。中国の2拠点は日本からの技術移管を経て複合機のグローバル生産の中心的な役割を担ってきたが、一国での生産集中リスク回避を目的に2014年にはマレーシアに生産子会社を設立し生産拡大、2022年には一部の商業印刷機を日本へ生産移管する等、グローバル供給網の複線化を進めていた。

 今回の決定に伴い、2025年前半までにコニカミノルタWUXIでの生産活動を終了する予定。コニカミノルタWUXIの生産製品を他の自社生産拠点(マレーシア・日本・中国東莞)に移管し、引き続き複合機の安定供給を図るとともに、生産体制の最適化を加速させ、情報機器事業の収益力強化を図る。

■ 生産終了する子会社の概要

名称:Konica Minolta Business Technologies(WUXI)Co.,Ltd.
所在地:中国江蘇省無錫市新呉区長江南路2号
事業内容:情報機器の生産・販売
資本金:289,678千中国元
設立年月日:2004年12月29日
出資者及び出資比率:コニカミノルタ株式会社 15%
         :Konica Minolta (China) Investment Ltd. 85%
生産終了予定:2025年前半

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