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マルヤマエクセル、粉末消火薬剤リサイクル新工場が稼働

2024年8月30日

丸山製作所は28日、消防機械の製造販売と消防施設工事の設計施工請負を行うマルヤマエクセル(東京都千代田区)が、廃消火器の解体と消火薬剤のリサイクルを行う新工場を稼働させると発表した。

 同社は2004年から現在の薬剤回収・製造工場を稼働してきたが、設備の老朽化や事業の継続性を考慮し、今回新たに敷地内で消火薬剤の回収・製造を行う工場を建設した。新工場では従来工場よりも天井高を高くし、作業環境と作業性の向上を図る。

 現在同社グループでは、全国に廃消火器を回収する指定引取場所として22拠点、解体分別を行う処理施設を3拠点設けている。グループの廃消火器回収率は90%以上に達するほか、薬剤のリサイクル率は95%以上を継続し、新しい消火器の原料として活用している。使用期限が過ぎた消火器は、新しい消火器と交換されている。廃棄予定の消火器を回収することで、金属部分の再資源化をはじめ消火薬剤のリサイクルなど循環型社会の実現に向けた活動を通じ環境負荷低減に貢献する取り組みを行っている。

■ 新工場概要

事業内容:廃消火器の解体と消火薬剤のリサイクル
稼働開始:2024年9月

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