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正興電機製作所、北九州市に研究開発センター建設/40億円投資

2024年9月3日

正興電機製作所は8月28日、北九州市若松区の北九州学術研究都市内に研究開発センターを建設すると発表した。

 新棟建設により、同社グループの事業成長の柱であるDX・GXを加速させる。オープンイノベーションを促進し、新たな事業・製品の創出を目指すほか、産学官連携での最先端の製品・技術開発を行う。また、北九州市と立地協定を締結し、停電時など、周辺施設へ電力を供給できる地域EMS(エネルギーマネジメントシステム)の推進を計画している。

■ 研究所概要

名称:ひびきの研究開発センター(仮称)
所在地:福岡県北九州市若松区ひびきの北2丁目(北九州学術研究都市)
投資額(見込み):約41億円
敷地面積:9139.15㎡(2023年11月取得)
【研究開発棟(仮称:Tサイト/Technology)】
建築面積:700㎡
延床面積:2,000㎡
構造:地上3階建鉄骨造
施設用途:産学官連携や地域企業との協業による新事業開発
【先端モノづくり棟(仮称:Mサイト/Manufacturing/MONODUKURI)】
建築面積:1,700㎡
延床面積3,100㎡
構造:地上2階建鉄骨造
施設用途:上記研究開発の際の試作・検証、事業化した際のモノづくり

主要設備:次世代蓄電池(レドックスフロー電池)を活用した電力需給制御システム
    :AI、ロボティクス技術を活用した設備遠隔監視などのスマート保安システム
    :上記をはじめ、新製品・新技術の開発に向けた実証設備
スマート事業所:太陽光発電や蓄電システムをはじめとする創エネ・蓄エネ設備や省エネ設備を採用した地産地消のゼロエネルギービルディング(ZEB)とする。また、自社のスマート保安システムによる設備管理の効率化・高度化を図り、環境保全とスマート化を実現するモデル事業所を構築する
着工予定:2024年10月
竣工予定:2026年4月

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