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大阪チタニウムテクノロジーズ、尼崎工場でスポンジチタン増産/330億円投資

2024年9月3日

大阪チタニウムテクノロジーズは2日、尼崎工場でスポンジチタンの生産能力を増強すると発表した。

 現在、航空機需要が回復から成長軌道へ転じていることと、世界的なチタンのサプライチェーンの再編により、航空機向けのスポンジチタンの需要は強まっている。また、一般産業用途向けのスポンジチタンの需要も堅調に推移している。

 航空機需要は中・長期的に更に成長、一般産業用途向けのチタン製品需要も堅調に推移すると見込まれる中、同社の取引先は生産能力の増強を推進しており、今後のスポンジチタンの需給逼迫を見据え高品質スポンジチタンの安定供給を強く要請している。
こうした状況から、本社・尼崎工場における既存のインフラを活かし、スポンジチタンの生産能力を増強する。

 今回のスポンジチタン生産能力増強計画は、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資の供給確保計画として経済産業省からの認定を受けており、合計約330億円の投資額のうち最大約80.4億円が助成される。

■ 設備投資概要

所在地:兵庫県尼崎市東浜町1番地(本社尼崎工場)
投資額約:330億円
設備内容:スポンジチタン製造設備
生産能力増強規模:現行40,000t/年→増強後50,000t/年(+10,000t)
完工予定:2027年度末迄

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