工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

プライムアースEVエナジー、福岡・新松山臨海工業団地に新工場建設

2024年9月9日

福岡県は6日、トヨタ自動車とプライムアースEVエナジーが、「新松山臨海工業団地」に九州新工場を建設すると発表した。

 新工場では、次世代BEV等への搭載を目指している次世代電池(パフォーマンス版)の生産を行う。次世代電池は、現行車種であるbZ4Xに搭載している電池よりも航続距離やコスト、充電時間等の面でパフォーマンス性を高めたもので九州新工場で2028年の生産開始を予定している。また、同計画は6日に経済産業省から「蓄電池に係る供給確保計画」として認定されている。

 九州にはEVや自動運転に必要な車載半導体や画像センサーなどの先端技術の生産拠点が集積しており、今回新たに電気自動車の心臓部ともいうべきEV電池の工場が立地することで、「北部九州自動車産業グリーン先進拠点プロジェクト」は大きく前進し、福岡県が「先進モビリティ」の一大生産拠点としての発展が期待されている。

■ 新工場概要

事業主体:トヨタ自動車(株)(用地購入)
    :プライムアースEVエナジー(株)(工場建設と生産)
立地場所:福岡県京都郡苅田町新松山2丁目(苅田港新松山臨海工業団地第2期分譲地)
敷地面積:276,517.78㎡
業務内容:次世代電池の生産
操業開始予定:2028年

このエントリーをはてなブックマークに追加