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アイカ工業、茨城工場内の新工場棟が完成

2024年9月11日

アイカ工業は6日、茨城工場内に新工場棟(第2工場)を建設し、高級人造石「フィオレストーン」の加工ラインを増設したと発表した。

 世界的に良質な大理石が入手困難となる中、インテリア業界では、天然水晶に樹脂などを配合して成形した高級人造石の需要が拡大している。同社は、2011年に国内初の高級人造石オリジナルブランドとしてフィオレストーンを発売し、高級マンションのキッチン天板用途を中心に市場シェアを拡大。現在は国内トップシェアを獲得している。

 旺盛な高級マンション需要の継続、洗面などへの用途の拡大、インバウンド回復によるホテル需要の伸長によって高級人造石市場は成長を続け、フィオレストーンのさらなる売上拡大が見込まれることから、総額約8.3億円を投じて、既存工場棟の隣に第2工場を建設。加工ラインの増設を含む各種工事が完了し、9月6日に竣工式を行った。

 第2工場は10月から稼働予定で、生産能力は従来の約1.5倍に向上する。加工ライン増設に伴い、アイカインテリア工業(株)で約30名を新規に雇用する。生産能力を増強することで旺盛な需要に対応し、フィオレストーンを含むストーン事業全体で2026年度に売上高約100億円(2022年度比約1.4倍)を目指す計画。

■ 設備投資概要

所在地:茨城県古河市大和田1778(茨城工場)
設備投資額:約8.3億円
設備投資内容:新工場棟の建設と高級人造石カウンター加工ラインの増設
事業内容:高級人造石「フィオレストーン」の製造
生産能力:従来の約1.5倍
工事期間:2023年11月~2024年8月
稼働開始予定:2024年10月

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