マクセル、小野事業所に50億円投資
2024年9月17日
マクセルは13日、兵庫県の小野事業所で生産設備の増強と建屋を増築すると発表した。
今後需要拡大が見込まれる医療機器向け一次電池を増産する。投資額は50億円で、生産能力を現在の約2倍に増強する。増築面積は約5,600㎡。2027年10月の完工を予定している。
小野事業所は1992年に操業を開始。主にアルカリボタン電池、酸化銀電池、コイン形リチウム電池などの一次電池を生産しており、持続血糖モニタリング(CGM)やカプセル内視鏡などの小型医療機器に使用されている。
医療機器向けの一次電池は今後もグローバル市場での需要拡大が見込まれると同時に、より高品質な製品が求められている。マクセルの一次電池は、封止技術、長寿命技術で医療機器向けの電池に求められる高い信頼性を実現している。今回の投資は、2024年6月5日に公表した中期経営計画MEX26で予定される約350億円の成長投資の一環だとしている。
■ 設備投資概要
所在地:兵庫県小野市匠台5(小野事業所)
投資額:50億円
増築面積:約5,600㎡
製造品目:医療機器向け一次電池
生産能力:現在の約2倍
完工予定:2027年10月