鈴茂器工、埼玉県鶴ヶ島市に新工場建設
2024年9月19日
鈴茂器工は18日、埼玉県鶴ヶ島市に新工場を建設すると発表した。
同社の主要顧客である国内や海外の外食・小売業では、コロナ禍を契機とした人手不足の深刻化や人件費の高騰を背景に、省人化や機械化の需要が高まっている。同社の製品需要も高い水準で推移し、今後も需要拡大が加速すると見込まれている。
同社は現在、埼玉県比企郡川島町にある東京工場だけで生産しており、稼働率は高い水準で推移している。将来の需要拡大を見据え、更なる生産キャパシティの拡大と生産性の改善による収益性の向上を目的として新工場を建設する。
新工場の建設については、将来の需要動向や財務影響等を鑑み、段階的な建設計画を予定しており、今回の新工場は第1期計画という位置づけとして、2026年3月の操業開始を目指す。また、同用地の隣接地には埼玉県が整備を進めている、社会的課題解決に貢献するロボットの開発支援を目的とした「SAITAMAロボティクスセンター(仮称)」との連携による新たなビジネス機会の創出を目指す。
■ 新工場概要
所在地:埼玉県鶴ヶ島市太田ケ谷地内(圏央鶴ヶ島インターチェンジ東側地区南側産業用地B-1区画)
投資予定額:約27億円(建物)
資金計画:自己資金
敷地面積:36,137.78㎡
延床面積:8,237.63㎡(鉄骨造/地上2階)
着工予定:2024年11月
竣工予定:2025年10月
操業開始予定:2026年3月