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ニプロファーマ、三重県松阪市に医薬品の検査包装工場

2016年5月10日

 ニプロは9日、医薬品製造子会社のニプロファーマ(大阪市中央区)が、同社伊勢工場敷地内に医薬品検査包装工場および品質管理棟の建設を決定したと発表した。

 国内の医薬品市場においては、国の強力な普及推進策により、ジェネリック医薬品の市場シェアが急速に拡大する一方、外資系製薬企業による新医薬品の投入がかつてないペースで進められている。

 同社グループは、ジェネリック医薬品の製造販売および医薬品の受託製造を医薬事業の柱としているが、この環境変化に適切に対応するとともに生産ニーズを充足させるため、新たに医薬品の検査包装に特化した工場を建設する。

 また新工場の稼働により、同社グループの他工場との間で医薬品検査包装拠点の分散化による危機管理および安定供給体制の構築を推進していく予定。

 なお品質管理棟については、今後の業務処理能力の拡大を見込むとともに、海外市場への医薬品供給も視野に入れた設計となっている。

■ 新工場概要

所在地:三重県松阪市嬉野天花寺町647番地240 ニプロファーマ 伊勢工場内
総投資額:29.4億円
延床面積:約3,960㎡
構造:鉄骨造2階建
稼働開始:2017年4月

◇ 品質管理棟
延床面積:約3,212㎡
構造:鉄骨造5階建
稼働開始:2017年12月

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