デクセリアルズは25日、栃木県鹿沼市に鹿沼事業所新第2工場を建設すると発表した。

　現在、鹿沼第2工場で製造している異方性導電膜（ACF）は、スマートフォンや自動車をはじめとするディスプレイ向けで世界シェアNo.1を5年連続で獲得している。

　ACFは、液晶からフレキシブル有機EL（OLED）へのディスプレイ技術のシフト、次世代のディスプレイ技術として期待されるマイクロLEDの普及とセンサーモジュール実装用途など、今後も用途の広がりとともに需要の拡大が見込まれている。新工場の建設は、ACFの中長期的な成長に向けた増産投資と位置付けている。