九州電力、福岡の豊前・苅田発電所で2設備廃止
2024年10月3日
九州電力は9月27日、豊前発電所2号機と苅田発電所新1号機を廃止すると発表した。
豊前発電所2号機は設備の老朽化が進んでいること、苅田発電所新1号機は出力調整が難しく再生可能エネルギーの普及に対応できないことから、豊前発電所2号機は2026年3月、苅田発電所新1号機は2026年6月に廃止する予定。
九電グループは、カーボンニュートラルの実現に向けて、CO2排出量の少ない最新の高効率ガスコンバインドサイクル発電所の開発による火力電源の低炭素化や、洋上風力をはじめとした再エネ電源の開発等を積極的に進め、電力の安定供給と電源の低・脱炭素化の両立を目指している。
■ 発電所概要
【豊前発電所2号機】
所在地:福岡県豊前市大字八屋2463番地9
定格出力:50万kW
燃料:重原油
運転開始:1980年6月
廃止時期:2026年3月
【苅田発電所新1号機】
所在地:福岡県京都郡苅田町長浜町1番地1
定格出力:36万kW
燃料:石炭(加圧流動床複合発電方式)
運転開始:2001年7月
廃止時期:2026年6月