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西部電機、福岡県古賀市の新精密工場が完成

2024年10月15日

西部電機は11日、敷地内に建設していた新精密工場兼事務所棟が竣工したと発表した。

 中国やASEAN諸国におけるスマートフォンや電子部品、電気自動車関連の生産増や半導体市場の成長に伴い、同社のワイヤ放電加工機に対する需要も高い水準で推移している。新工場建設により、高まる需要への対応に加え、品質や納期面を向上させることで事業の競争力強化を図る。

 新工場の1階には、ワイヤ放電加工機の製造ラインを構築し、製造プロセスのデジタル化や無人搬送機などの導入により、生産能力は月産80~90台から約1.5倍の120台に向上する見込み。

 さらに、設備の高効率化によるCO2排出量の低減に加え、太陽光発電によるグリーンエネルギーを導入するなど、カーボンニュートラルの実現に向けても積極的に取り組む。2階、3階には、設計事務所や社員食堂、トレーニングルーム、図書コーナーなどを設置する。

■ 新工場概要

名称:新精密工場兼事務所棟
所在地:福岡県古賀市駅東三丁目3番1号(本社工場敷地内)
延床面積:11,707.21㎡(3,548坪)
建築面積:6,209.12㎡(1,882坪)
構造:鉄骨造(準耐火構造)地上3階
竣工式:2024年9月30日

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