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エア・ウォーター北海道・産業ガス、LNGレーラーの増産

2024年10月21日

エア・ウォーターは18日、グループのエア・ウォーター北海道・産業ガスが液化天然ガス(LNG)のトレーラー生産能力を増強すると発表した。

 同社は、産業ガス事業で培った極低温技術やエネルギー供給事業者としての事業基盤を活かし、1990年代からLNG輸送機器や供給設備のエンジニアリングサービスを展開。LNGトレーラーなどの関連輸送機器では国内トップシェアを有している。

 近年、エネルギーの低炭素化が世界的に進み、特に工業分野で重油からLNGへの燃料転換需要が高まる中、LNGトレーラー、船舶エンジン用燃料供給装置などのLNG関連機器をはじめ各種低温機器を製造するエア・ウォーター北海道・産業ガスは、今回の製造能力拡大により、さらなる低炭素需要に対応する。

 また、同社グループでプラント機器開発やエンジニアリングを行うエア・ウォーター・エンジニアリング(株)や、同社グループの低温機器メーカーと連携することで、将来的にはカーボンニュートラルな新エネルギーとして期待される液化バイオメタン、水素、アンモニアなどの設備開発や大型機器の製造、エンジニアリング関連の受注体制を拡大させる計画。

■ 新工場概要

所在地:北海道石狩市新港南3丁目703-1
敷地面積:24,180㎡
建物構造:鉄骨造
製造品目:LNGトレーラーなど各種低温機器
生産能力:年間60台(従来比1.5倍)
着工:2025年4月
稼働開始:2025年12月

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