三井化学、韓国でMDIを増産
2024年10月24日
三井化学は23日、関係会社である錦湖三井化学のMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)の生産設備を増強し、9月末に営業運転を開始したと発表した。
MDIは、自動車部品や家具寝具、住宅や冷蔵庫の断熱材、弾性繊維や各種接着用原料など、多くの分野で使用されている代表的なポリウレタン主原料。MDIの需要は、地球温暖化抑制のため各国で推進されている住宅建築の断熱性能向上の政策効果や、経済成長に伴う快適性向上要求の高まりにより、年率6%の増加が見込まれている。
錦湖三井化学は、自動車部品や弾性繊維、合成皮革等に使用する高機能MDI(モノメリック系と変性MDI)と、断熱材等に使用する汎用MDI(ポリメリック系)を生産している。今回の増強は、断熱材等の需要伸長だけでなく、EV自動車を中心としたNVH(ノイズ・振動・ハーシュネス)制御に使用する高機能MDI需要の更なる拡大に対応する。
生産設備の増強に併せて、生産工程で発生する副生物を原材料として再利用するリサイクル設備を導入する。原材料自給率の向上による大幅なコスト合理化だけでなく、工場からの排水量やサプライチェーン全体でのGHG排出量の削減を図る。
■ 設備投資概要
所在地:韓国・全羅南道麗水市
製品:MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)
増強能力:20万トン/年(41万トン/年→61万トン/年へ増強)
営業運転開始:2024年9月末