イートアンドフーズ、宮崎県都城市と立地協定
イートアンドグループは28日、グループ会社のイートアンドフーズが、西日本エリアの生産体制を強化する新工場を建設するため、宮崎県都城市と立地協定を締結したと発表した。
イートアンドグループで食品事業を担うイートアンドフーズでは、消費者のライフスタイルの変化等による冷凍食品の需要拡大に対応するため、新工場建設地の検討を進めてきた。宮崎県都城市は南九州の中心部に位置しており、陸路、海路での輸送が便利であることから、サプライチェーンの効率化を図ることで物流の2024年問題への対応などが期待されている。
新工場では、同社主力商品である「大阪王将羽根つき餃子」「大阪王将羽根つきスタミナ肉餃子」「大阪王将ぷるもち水餃子」「大阪王将たれつき肉焼売」「大阪王将小籠包」などを製造する。また、AIやIoT、ロボットといった新技術の導入による生産の効率化と冷凍冷蔵設備への自然冷媒の採用など、環境への配慮を両立する。
同社は、都城市で「大阪王将ニンニク・生姜出荷組合」を組織するなど、地元生産者と緊密な関係を構築してきた。今後も九州の生産者との活発な取引や工場見学、餃子の試食会、試作会、マルシェの開催等、食品ロスへの取り組みを通じて、拠点の九州地区への地域貢献に取り組む。
併せて、イートアンドフーズでは、今回の九州新工場建設を含む西日本生産拠点再編計画が、経済産業省による「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金事業」(2次公募)で採択されている。
■ 新工場概要
所在地:宮崎県都城市高城町
敷地面積:8,259.88㎡
延床面積:7,400.00㎡
主な製造商品:羽根つき餃子、羽根つきスタミナ肉餃子
:ぷるもち水餃子、たれつき肉焼売、小籠包など
稼働後の製造能力:全体で25%増
工場建設開始予定:2025年
竣工予定:2026年12月