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三菱電機、米国と兵庫で設備投資

2024年10月31日

三菱電機は30日、米国の子会社Mitsubishi Electric Power Products,Inc.(以下:MEPPI)と兵庫県尼崎市で計約160億円を投じて電力エネルギーシステム事業の生産体制を強化すると発表した。

 米国では、脱炭素化と電力需要増加により開閉器やパワーエレクトロニクス機器の需要が高まっている。こうした需要拡大に対応するため、新工場棟の建設を含む生産エリアの拡張や新設備の導入を行い、生産効率と供給能力を強化する。

 今回建設する開閉器工場と既存棟内のリレイアウトでは、オール電化と再生可能エネルギーの活用により、生産エリアのネットゼロ化を実現する。また、開閉器の生産機種を環境負荷の低い自然系ガスを使用する真空遮断器へと将来的に転換することで、脱炭素化に向けた取り組みを進める。MEPPIは開閉器工場の建設にあたり、ペンシルバニア州地域振興・経済開発局から6.75百万USドル(10億円)の助成提案を受けている。

 日本国内でも同様に、急速に拡大する電力需要に対応するため、三菱電機の系統変電システム製作所(兵庫県尼崎市)の一部の生産エリアのリレイアウトを行い、キーコンポーネントを含む開閉器の生産能力を増強する。

■ 設備投資概要

【Mitsubishi Electric Power Products,Inc.】
投資額:約120億円
製造品目:開閉器、パワーエレクトロニクス機器の製造

【系統変電システム製作所】
投資額:40億円
製造品目:キーコンポーネントを含む開閉器の生産

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