シード、鴻巣研究所4号棟の新設計画変更
2024年11月12日
シードは11日、埼玉県鴻巣市の鴻巣研究所4号棟の建築計画を変更すると発表した。
同社では、コンタクトレンズの安定供給と新商品の量産体制を整備するため、2024年4月に竣工した2号棟別館(月間最大生産枚数700万枚)延伸に引き続き、現在4号棟の建築計画を進めている。
4号棟第一期計画で、当初月産1,000万枚の増産を予定していたが、安定供給の確立と今後の成長戦略の実現に向け、1,400万枚に拡大変更した。加えて、今後の拡張余地の増強や製造製品の多様化への対応に向けて処理能力の強化や設備仕様等の見直しを行ったことにより、総投資予定額を131億円から173億円へ増額する。
建設期間については当初2024年8月着工が11月着工へ変更となっているが、竣工については当初予定の2026年1月で変更はない。全体では、4号棟第一期計画が完了することにより、1か月あたり最大で現在の6,500万枚から7,900万枚まで引き上げる予定。
■ 新工場概要(変更後)
所在地:埼玉県鴻巣市袋1030番7
総投資額:173億円(予定)
資金計画:一部リースによる貸借と金融機関からの借入れと自己資金(詳細未定)
用途:コンタクトレンズの製造工場と製造設備
建築面積:5,625.93㎡
延床面積:15,018.60㎡
完成後能力等:1日使い捨てと新素材のコンタクトレンズの製造が可能となる。現時点では、第一期計画増産分として「1,400万枚/月」規模の生産能力を予定している。第二期計画として、現時点で「1,000万枚/月」の拡張余地を残している。
着工:2024年11月
竣工予定:2026年1月