積水化学工業、タイに第2工場
2024年11月13日
積水化学工業は11日、タイの連結子会社 SEKISUI SPECIALTY CHEMICALS (THAILAND) CO., LTD.(以下:SSCT)が第2工場を新設すると発表した。
積水化学では、SSCTで塩素化塩ビ樹脂(CPVC)をコンパウンド化し、「Durastream」ブランドとして、樹脂配管などを成型する海外メーカーに販売している。CPVCは塩素を付加した特殊な塩化ビニル樹脂で、主に耐熱性が必要とされる給湯管用、スプリンクラー用などの配管材の原料に利用されている。
近年、インドをはじめとする各国で耐熱性樹脂配管材の需要が高まってきており、今後も堅調な伸びが期待できることから、SSCTに第2工場を新設し、CPVCコンパウンドの生産能力を1.6倍強に増強する。
新工場は、タイ東南部マプタプットのヘマラートイースタン工業団地内にある工場敷地内に新設し、2025年度下期の稼働開始を予定している。
■ 新工場概要
所在地:タイ・ラヨーン県マプタプット(ヘマラートイースタン工業団地)
事業内容:CPVCコンパウンドの製造
生産能力:1.6倍強
稼働開始予定:2025年度下期