トヨタ自動車、ブラジルのエンジン工場で開所式
2016年5月13日
トヨタ自動車は11日、ブラジルにおける製造・販売会社であるToyota do Brazil LTDA(以下:TDB)は、中南米地域で初となるエンジン工場を16年2月より稼働を開始し、5月10日(現地時間)に開所式を実施したと発表した。
同工場は、同じサンパウロ州で車両を生産するインダイアツーバ工場とソロカバ工場の中間地点にあるポルトフェリス市に位置し、生産能力は年産10.8万基、従業員数は約320名。投資額は約180億円、排気量1.3Lと1.5LのNRエンジンを生産し「エティオス」に搭載する。
工場内は、シンプル&スリム、フレキシブルをキーワードに、日本の工場でも導入を進めている革新的生産技術を導入。その結果、エンジン工場の主要工程(鋳造・機械加工・組み付け)を一つの建屋に集約し、コンパクトで需要変動に強い工場が完成した。工場設備の初期投資部分についても、08年と比較して約40%低減を達成している。
■ 新工場概要
会社名:Toyota do Brazil LTDA.
工場名:ポルトフェリス工場
所在地:ブラジル・サンパウロ州ポルトフェリス市内
投資額:約180億円(約5.8億レアル : 1レアル=31円で換算)
総敷地面積:約870,000㎡
生産品目:NRエンジン
生産能力:10.8万基/年
従業員数:320名
生産開始:2016年2月
開所式:2016年5月10日