日本食研、米国本社工場を増築
日本食研は12日、米国現地法人の米国ニッポン食研(カリフォルニア州ウエストサクラメント)が、来年5月に第2工場を着工すると発表した。
米国では第1工場建設を機に、輸入販売から現地に即した商品開発と製造にシフトし、現地の需要に迅速かつ的確に応えることで販路を拡大してきた。また、コロナ禍では輸入事業が停滞したことで米国内需が高まり、同社への需要が拡大していた。
こうした背景から、生産エリア、倉庫スペースなどがひっ迫していた。今回、さらなる需要に対応するため、第2工場を建設する。第2工場は、2013年に稼働した第1工場と同敷地内に併設する形で建設し、主に液体ブレンド調味料の製造工場としてメイン商品のハーフガロンボトルの生産能力増強や小売ボトルの新設に加え、日本食研のみで生産可能だった特殊製品の製造も計画している。
営業拠点は2024年9月にワシントンD.C.営業所を開設し、現在10事業所となった。今後はジョージア州アトランタに開設を計画しており、さらに販路を拡大していく予定。
■ 新工場概要
工場名:米国ニッポン食研(株)ウエストサクラメント本社 第2工場
所在地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ウエストサクラメント市(現ウエストサクラメント本社工場 同敷地内)
初期投資額:約160億円
敷地面積:57,504㎡
延床面積:11,386㎡(第1工場との合計17,771㎡)
建築面積:5,803㎡(第1工場との合計11,606㎡)
建設:The Austin Company(米国鹿島建設グループ会社)
構造:ティルトアップコンクリート造 2階建て
生産品目:液体ブレンド調味料
生産能力:20,000t/年
着工予定:2025年5月1日
竣工予定:2026年12月
稼動予定:2027年3月