大阪ソーダ、松山工場のシリカゲル製造設備完成
2024年11月25日
大阪ソーダは20日、松山工場で建設していたシリカゲル製造設備の竣工式を行ったと発表した。
同社のシリカゲルは、医薬品等の分析や精製工程に使用する特殊シリカゲルで、世界シェアの約60%を占めるヘルスケア事業の主力製品。近年では、世界的な⼈⼝増加や健康⻑寿の推進を背景とした糖尿病患者数の増加や肥満症治療薬という新たな市場の立ち上がりにより、急速に需要が拡大している。
今回、シリカゲルの製造能力を現有の1.5倍に拡大するとともに、BCPの観点から尼崎工場との製造拠点の分散化を図り、安定供給体制を強化した。竣工した設備は、再生可能エネルギーや水素を利用した環境に配慮した設備で、2026年の本格的な商業生産に向けた取り組みを進めていく。
■ 新工場概要
所在地:愛媛県松山市北吉田町77番地
投資額:約30億円
延床面積:2,400㎡、鉄骨造・4階建て
着工:2023年10月12日
完工:2024年9月30日
商業生産開始予定:2026年