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神戸製鋼所、加古川製鉄所に320億円投資

2024年11月28日

神戸製鋼所は27日、加古川製鉄所の薄板工場で、溶融亜鉛めっき鋼板設備の改造を中心とした設備投資を行うと発表した。

 同社は、2017年度に日新製鋼(現:日鉄日新製鋼)が生産していた「ZAM」(溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき鋼板)をOEM契約で販売し、自社ブランド「KOBEMAG」を展開していた。今回、販売数量の確保と顧客の期待を受け、自社一貫生産を目指して設備投資を決定した。

 KOBEMAGは耐食性や加工性などに優れ、住宅や自動車など幅広い分野で活用可能で、高耐久化や長寿命化に寄与することから、将来的な安定需要が期待されている。

■ 設備投資概要

所在地:兵庫県加古川市金沢町1(加古川製鉄所)
投資額:約320億円
対象設備:No.1溶融亜鉛めっき鋼板設備・その他付帯設備
主要製品:「KOBEMAG」と溶融亜鉛めっき鋼板
生産能力:年間約25万トン
稼働予定:2028年8月(自社一貫生産開始は2029年8月を予定)

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