本田技研工業、タイの新四輪車工場でオープニングセレモニー
2016年5月16日
本田技研工業(東京都港区)は12日、タイにおける四輪車生産販売現地法人であるホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(以下:HATC)は、プラチンブリ県・ロジャーナ工業団地内に設立した新四輪車工場のオープニングセレモニーを実施したと発表した。
新プラチンブリ工場には、「人の作業と先進技術を最適化し、品質の高い製品を市場に提供する」というコンセプトに基づき、Hondaの最新、高効率の生産技術を採用。その新技術の中には、四輪完成車の量産では世界初となる、完成車組立のメインラインに組み込まれる流動型のセル生産方式ライン「ARC(アーク)ライン」などが含まれているほか、日本の最も先進的な四輪車工場である寄居工場に導入された革新的で環境に優しい生産技術も受け継がれている。
プラチンブリ工場は、15年10月に樹脂工場、16年2月にエンジン工場の稼働を開始させ、16年3月から新型「CIVIC(シビック)」の量産を開始。今後も小型車を中心に生産モデルを増やし、タイの国内市場ならびに輸出における競争力を強化していく予定。
■ ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド プラチンブリ工場概要
会社名:Honda Automobile(Thailand)Co.,Ltd.
所在地:タイ プラチンブリ県 ロジャーナ工業団地内
投資額:約171億5,000万バーツ(約530億円)
敷地面積:約214,000㎡
生産能力:12万台/年(完成車生産能力)
従業員数:約1,400名(2016年5月12日現在)