西部ガスホールディングスは28日、連結子会社の西部瓦斯が「ひびきLNG基地」の設備を増強すると発表した。

　総事業費は約500億円で、23万kLの3号LNGタンク、ガス製造設備、ローリー出荷設備を設置する。2025年夏頃の着工、2029年度上期の運転開始を予定している。

　ひびきLNG基地の能力増強は、カーボンニュートラルを背景とした国内の天然ガス需要への対応や安定供給の向上を図り、低炭素社会やグローバルビジネスの推進に貢献する。また、将来的にはe-メタン導入による脱炭素化や不測の事態に備えたエネルギーセキュリティの強化にも役立つとしている。