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北陸電力、敦賀火力発電所のバイオマス貯蔵サイロ完成

2024年12月4日

北陸電力は2日、敦賀火力発電所2号機で、木質バイオマスの混焼比率を15%に拡大させた発電を開始したと発表した。

 同社は電源の脱炭素化を推進するため、2007年9月から敦賀火力発電所2号機で石炭の一部を木質バイオマスで代替えする木質バイオマス混焼発電を実施しており、混焼拡大に必要な燃料貯蔵サイロの建設工事や発電設備の改造工事を進めてきた。

 今回、改造工事と運転開始に必要なすべての試験と検査が完了し、11月30日から木質バイオマス混焼比率を拡大させた発電を開始した。

■ 混焼比率拡大の概要

所在地:福井県敦賀市泉171−5−7(敦賀火力発電所)
対象設備:敦賀火力発電所2号機(出力70万kW)
バイオマス混焼比率:15%
バイオマス発電電力量:7.5億kWh/年
CO2削減量:約50万t-CO2/年
発電開始:2024年11月30日

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