テクノフレックスは11月29日、建設を進めていた北海道工場が竣工したと発表した。

　北海道千歳市では、国産の先端半導体メーカーが大規模な工場を建設中であり、それに伴い半導体関連産業の道内進出が進んでいる。

　同社グループでは、半導体製造装置に使用する真空配管や真空機器の製造・工事、スプリンクラー設備の設置など半導体関連事業を展開している。これらの事業は、半導体工場の建設と設備投資に関連して需要が高まることから、千歳市に隣接する苫小牧市の東部地域（苫東）に用地を取得し、北海道工場を建設した。

　真空機器や継手を製造・供給するテクノフレックスは将来的に新工場の敷地内に、真空機器の製造工場を建設する構想もあるが、現時点では未定。今後、市場動向を見据えつつ、検討していく。真空配管工事やプレハブ加工を行う（株）TFエンジニアリングは、千葉工場から12月に新工場へ移行予定。消火設備工事を手掛けるニトックス（株）は、5月から苫小牧の賃貸工場で事業を開始し、同じく12月に新工場へ移転予定。