ファインシンター、タイの第二拠点が稼働開始
2024年12月9日
ファインシンターは4日、タイ子会社Thai Fine Sinter Co.,Ltd.の第二拠点の本格稼働を開始したと発表した。
顧客需要の増加や現地調達化に伴う新規受注品の生産に対応するため、タイ子会社の敷地内に第二拠点を建設。今年7月に一部製品の出荷を開始し、11月から全品番のフル生産体制となった。来年度には約10億円規模の売上を見込む。
また、2025年1月にはAGV(無人搬送車)を導入し、検査から設置倉庫、出荷までの全自動化を完了させる予定。さらに、建屋にはカーボンニュートラル推進の一環として太陽光発電システムを設置する計画。
総投資額は約20億円で、新規駆動用部品などを主に生産品する。同社は今後、アジアの中核拠点として新規顧客の取り込みやグローバル最適生産の実現を目指し、需要増加と現地調達化に対応した新規受注品の生産に注力していく方針。
■ 新工場概要
所在地:タイ・ラヨーン県 Siam Green City(同社所有地)
総投資額:約20億円(建物・設備他)
敷地面積:63,000㎡
建物面積:9,500㎡
主要生産品:新規駆動用部品等
本格稼働開始:2024年11月