男性用肌着・インナーなどを製造するグンゼ（大阪市北区）は12日、京都府綾部市の旧本工場跡地である北エリアにメディカル事業部の新工場建設とQOL研究所の移転を決定したと発表した。

　同社は、創業125年にあたる2020年度までの中期経営計画「CAN20」を策定し、健康・医療関連分野を成長の核としている。

　メディカル分野においては、中国の深セン工場で生産が本格稼動し、国内販売も順調に推移している。新工場建設により、医療機器のマザー工場としての役割を強化し、市場ニーズに迅速に対応できるよう事業拡大を図る。また、メディカル事業部との関連が深いQOL研究所を同敷地に移転させることで連携をより密にし、研究開発・生産基盤のさらなる強化、スピードアップを推進していく。

　新工場は、2016年9月に着工し、2017年9月に稼動する予定。