パナソニック、マレーシア工場の太陽光発電システム稼働
パナソニックは6日、マレーシアのパナソニックAPエアコンマレーシア(以下:PAPAMY)の工場に、発電容量5.2MW規模の太陽光発電システムを導入し、稼働を開始したと発表した。
導入した太陽光発電システムは、パナソニックグループ内で最大級の規模で、年間約5,900MWhの電力を発電することで、CO2排出量を年間約3,912トン削減する見込み。発電量はPAPAMYのエアコン工場とオフィスなどを含む全使用電力の約20%を賄うもので、同社のCO2排出量ゼロ化に向けた取り組みの一環。
PAPAMYでは、エアコン工場の屋根を中心に太陽光パネル9,461枚を設置し、発電量と使用電力量をリアルタイムで見える化するシステムを導入した。さらに、エアコン外装部の塗装工程をスチームレス化するなど、消費エネルギー削減とエネルギーコストの合理化を進め、2025年にCO2排出量ゼロの達成を目指している。
パナソニックグループは「Panasonic GREENIMPACT」を掲げ、2030年までに全事業会社の自社拠点でCO2排出量ゼロを目指している。今回の取り組みもその一環であり、省エネルギー促進や拠点の脱炭素化を引き続き進めるとしている。
■ 太陽光発電システム概要
設置場所:パナソニックAPエアコンマレーシア株式会社(Lot 2, Persiaran Tengku Ampuan, Section 21,Shah Alam Industrial Site, 40300 Shah Alam, Selangor Darul Ehsan, Malaysia)エアコン工場とオフィスなどの屋根
設置面積:31,786㎡
パネル容量:5.156MW
年間発電量(予測):約5,900MWh/年(工場が使用する電力の約20%に相当)
CO2削減量(予測):約3,912t/年(※1)
稼働開始日:2024年11月1日