PDRファーマ、千葉県かずさアカデミアパークに新工場
2024年12月18日
ペプチドリームは17日、次世代放射性核種を用いた放射性医薬品の新たな製造拠点として、千葉県君津市のかずさアカデミアパークに工場を新設すると発表した。
同社と子会社のPDRファーマは、次世代放射性核種(Lu-177、Ac-225、Cu-64等)を活用し、新たな放射性治療薬や診断薬と組み合わせたセラノスティクスの上市を予定している。今後、日本国内の供給に加え、アジア・パシフィック地域への輸出も視野に入れ、国際的な医薬品製造基準に対応した製造キャパシティの拡充を計画している。
新工場の総投資規模は約100億円を見込んでおり、費用は手元資金で賄う。2025年1月に設計開始、2026年6月に着工し、2028年10月の稼働を予定する。現行の千葉工場に加え、新工場の立地は羽田・成田両空港へのアクセスも良好で、国内外への安定供給体制の構築に最適と位置付けている。
■ 新工場概要
事業所名:PDRファーマ(株)千葉かずさアカデミアパーク工場(仮称)
所在地:千葉県君津市かずさ小糸(かずさアカデミアパーク)
総投資規模:約100億円
用地面積:57,000㎡
目的:次世代放射性医薬品の製造と研究開発
生産品目:Lu-177,Ac-225,Cu-64等を使用した放射性医薬品
設計開始:2025年1月
着工予定:2026年6月
操業予定:2028年10月