ツムラ、群馬県明和町に新工場用地取得
2024年12月20日
ツムラは12月18日、漢方製剤の新たな生産拠点を設立するため、群馬県明和町に土地を取得すると発表した。
同社は現在、茨城県阿見町と静岡県藤枝市の2つの生産拠点で漢方製剤を生産しているが、需要拡大に対応するため、生産能力の増強と安定供給体制の確立を目指し、国内第3の生産拠点を構築する。明和東部工業団地を選定した理由として、交通利便性の高さ、人材確保の可能性、生産インフラの充実、既存の生産や物流拠点からのアクセスの良さ、サプライチェーンにおけるリスクを考慮した事業継続性などを挙げている。
同社は今後も漢方事業の持続的な成長を支えるため、生産能力の向上と安定供給体制の構築に取り組むとしている。
■ 新工場概要
所在地:群馬県邑楽郡明和町(明和東部工業団地C区画)
土地面積:79,000㎡
土地取得価額:約18億円
土地契約締結日:2024年12月18日
建設概要:エキス粉末製造棟・造粒包装棟・品質管理棟・倉庫棟・事務棟・エネルギー棟など
製造品目:漢方製剤(エキス粉末・顆粒・最終製品)
操業開始予定:2029年度