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三菱ケミカル、香川事業所でLIB負極材の設備増強

2024年12月25日

三菱ケミカルグループは20日、香川事業所(香川県坂出市)でEVを中心とした車載用途のリチウムイオン電池向け負極材の生産能力を増強すると発表した。

 負極材はリチウムイオン電池の主要材料であり、同社は製造時のGHG排出量が少なく、ライフサイクルアセスメントで優位性を持つ天然系黒鉛を原料とした製品に強みを持つ。また、独自技術により、天然系黒鉛の課題である膨張を抑制し、人造系黒鉛を上回るグレードの製品を開発している。

 今回、サプライチェーンの強化とモビリティ向け素材におけるカーボンニュートラルに向けた取り組み強化を目的として、香川事業所で生産能力を増強し、同グレード品の生産を決定した。

■ 設備投資概要

立地:香川県坂出市番の州町1(三菱ケミカル 香川事業所)
事業内容:車載用途のリチウムイオン電池向け負極材
生産能力:11,000トン/年
稼働予定:2026年10月

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